センター試験 数学I・数学A 2015年度 第3問 [2] 解説
🕒 2016/03/04
🔄 2023/05/01
問題編
問題
ある高校2年生40人のクラスで一人2回ずつハンドボール投げの飛距離のデータを取ることにした。次の図2は、1回目のデータを横軸に、2回目のデータを縦軸にとった散布図である。なお、一人の生徒が欠席したため、39人のデータとなっている。
平均値 中央値 分散 標準偏差 1回目のデータ 24.70 24.30 67.40 8.21 2回目のデータ 26.90 26.40 48.72 6.98 (共分散とは1回目のデータの偏差と2回目のデータの偏差の積の平均である)
1回目のデータと2回目のデータの共分散 54.30 次の $\mybox{ク}$ に当てはまるものを、下の 0 ~ 9 のうちから一つ選べ。
1回目のデータと2回目のデータの相関係数に最も近い値は、$\myBox{ク}$ である。
0:0.67、 1:0.71、 2:0.75、 3:0.79、 4:0.83、
5:0.87、 6:0.91、 7:0.95、 8:0.99、 9:1.03
考え方
ダミーのデータがたくさんありますが、相関係数を出すのに必要なものは一部だけです。これらを使って、定義通りに計算すれば、答えが出せます。
解答編
問題
ある高校2年生40人のクラスで一人2回ずつハンドボール投げの飛距離のデータを取ることにした。次の図2は、1回目のデータを横軸に、2回目のデータを縦軸にとった散布図である。なお、一人の生徒が欠席したため、39人のデータとなっている。
平均値 中央値 分散 標準偏差 1回目のデータ 24.70 24.30 67.40 8.21 2回目のデータ 26.90 26.40 48.72 6.98 (共分散とは1回目のデータの偏差と2回目のデータの偏差の積の平均である)
1回目のデータと2回目のデータの共分散 54.30 次の $\mybox{ク}$ に当てはまるものを、下の 0 ~ 9 のうちから一つ選べ。
1回目のデータと2回目のデータの相関係数に最も近い値は、$\myBox{ク}$ である。
0:0.67、 1:0.71、 2:0.75、 3:0.79、 4:0.83、
5:0.87、 6:0.91、 7:0.95、 8:0.99、 9:1.03
解説
相関係数を求めるには、共分散を標準偏差で割ればよいので、54.3/(8.21×6.98)=0.9475… となります。ちなみに、選択肢9が「1.03」となっていますが、相関係数が1より大きくなることはありません。