東京大学 文系 2014年度 第2問 解説
🕒 2016/12/25
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問題編
問題
a を自然数(すなわち $1$ 以上の整数)の定数とする。
白球と赤球があわせて $1$ 個以上入っている袋 U に対して、次の操作(*)を考える。(*) 袋 U から球を $1$ 個取り出し、
(i) 取り出した球が白球のときは、袋 U の中身が白球 a 個、赤球 $1$ 個となるようにする。
(ii) 取り出した球が赤球のときは、その球を袋 U へ戻すことなく、袋 U の中身はそのままにする。はじめに袋 U の中に、白球が $a+2$ 個、赤球が $1$ 個入っているとする。この袋 U に対して操作(*)を繰り返し行う。
たとえば、 $1$ 回目の操作で白球が出たとすると、袋 U の中身は白球 a 個、赤球 $1$ 個となり、さらに $2$ 回目の操作で赤球が出たとすると、袋 U の中身は白玉 a 個のみとなる。
n 回目に取り出した球が赤球である確率を $p_n$ とする。ただし、袋 U の中の個々の球の取り出される確率は等しいものとする。(1) $p_1$, $p_2$ を求めよ。
(2) $n\geqq 3$ に対して $p_n$ を求めよ。
考え方
この問題は、理系第2問(1)(2)と同じ問題なので、解答は理系のページをご覧ください。