【導入】気温と負の数

小学校の算数では、いろいろな数について学んできました。モノを数えるときには、 $1,2,3,\cdots$ という数を使いました。小学校の算数では、これらの数を整数と呼んでいました。

また、水の量や長さや面積などを表す場合には、小数分数を使うこともありました。小数とは、 $0.5$, $3.14$ などといった数で、分数とは、$\dfrac{1}{2}$, $\dfrac{2}{3}$ などといった数です。小数や分数は、割り算を計算したときなどでも出てきましたね。

身の回りを見ると、これらの数を目にすることはありますが、他にもまだ出てきていないものがあります。次の表は、東京での、ある年の1月1日から5日までの最高気温と最低気温を表したものです。

天気予報でも、このような最高気温と最低気温の予報を見ることがあるでしょう。上の表を見ると、最高気温は10℃くらいですが、最低気温は0℃に近い値ですね。特に、3日の最低気温に注目しましょう。「-0.3」となっています。小学校の算数では、「-」は引き算のときに使いましたが、上の表のような形で現れることはなかったです。

天気予報を見ていれば知っているかもしれませんが、この「-0.3」は、「マイナス0.3」と読みます。0という気温の基準よりも0.3だけ小さい値を表しています。

中学の数学では、基準(=0)より小さい数も扱うことになります。このような数を、負の数(ふのすう)といいます。これに対して、基準(=0)よりも大きい数を、正の数(せいのすう)といいます。小学校の算数で出てきた数は、正の数と0だけでしたが、中学の数学では、負の数も出てきます。

気温に限らず、日常生活でも、マイナスのついた数を扱うことは多いので、これからしっかり学んでいきましょう。