共通テスト 数学I・数学A 2026年度 第1問 [1] 解説
【必答問題】
問題編
問題
全体集合 $U$ を2以上20以下の自然数全体の集合とする。すなわち
\[U=\{2, 3, 4, \cdots, 20\}\]である。2以上9以下の自然数 $a, b$ に対して、$U$ の部分集合 $A, B$ を
\begin{eqnarray} A &=& \{k \mid k \in U, k \text{ と } a \text{ は1以外の正の公約数をもつ}\} \\[5pt] B &=& \{k \mid k \in U, k \text{ と } b \text{ は1以外の正の公約数をもつ}\} \end{eqnarray}とする。例えば
\begin{eqnarray} a=7 \text{ のとき、}& & A=\{7, 14\} \\[5pt] a=9 \text{ のとき、}& & A=\{3, 6, 9, 12, 15, 18\} \end{eqnarray}である。(1) $a=3$ のとき、$A=\dBox{ア}$、$b=4$ のとき、$B=\dBox{イ}$ である。このとき
\[A \cap B = \dBox{ウ}, \quad A \cap \overline{B} = \dBox{エ}\]である。$\dbox{ア}$ ~ $\dbox{エ}$ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい。)
0: $\{12\}$
1: $\{3, 9\}$
2: $\{3, 9, 15\}$
3: $\{6, 12, 18\}$
4: $\{3, 6, 9, 15, 18\}$
5: $\{4, 8, 12, 16, 20\}$
6: $\{3, 6, 9, 12, 15, 18\}$
7: $\{2, 4, 8, 10, 14, 16, 20\}$
8: $\{2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20\}$
9: $\{2, 3, 4, 6, 8, 9, 10, 12, 14, 15, 16, 18, 20\}$(2) $a, b$ が2以上9以下の自然数であることに注意して、$a, b$ について考えよう。
(i) $\overline{A}$ の要素に、2の倍数も3の倍数もないとき
\[a=\myBox{オ}\]である。(ii) $A \cap \overline{B}=\{5\}$ であるとき
\[a=\myBox{カ}, \quad b=\myBox{キ}\]である。
考え方
集合の問題ですが、条件が少し考えづらいです。結果から条件を考えるために、どういう要素が対象になるかをよく考えましょう。
(2)(ii)は、 $5$ が含まれること、 $5$ 以外は含まれないこと、と考えましょう。
【必答問題】
解答編
問題
全体集合 $U$ を2以上20以下の自然数全体の集合とする。すなわち
\[U=\{2, 3, 4, \cdots, 20\}\]である。2以上9以下の自然数 $a, b$ に対して、$U$ の部分集合 $A, B$ を
\begin{eqnarray} A &=& \{k \mid k \in U, k \text{ と } a \text{ は1以外の正の公約数をもつ}\} \\[5pt] B &=& \{k \mid k \in U, k \text{ と } b \text{ は1以外の正の公約数をもつ}\} \end{eqnarray}とする。例えば
\begin{eqnarray} a=7 \text{ のとき、}& & A=\{7, 14\} \\[5pt] a=9 \text{ のとき、}& & A=\{3, 6, 9, 12, 15, 18\} \end{eqnarray}である。(1) $a=3$ のとき、$A=\dBox{ア}$、$b=4$ のとき、$B=\dBox{イ}$ である。このとき
\[A \cap B = \dBox{ウ}, \quad A \cap \overline{B} = \dBox{エ}\]である。$\dbox{ア}$ ~ $\dbox{エ}$ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい。)
0: $\{12\}$
1: $\{3, 9\}$
2: $\{3, 9, 15\}$
3: $\{6, 12, 18\}$
4: $\{3, 6, 9, 15, 18\}$
5: $\{4, 8, 12, 16, 20\}$
6: $\{3, 6, 9, 12, 15, 18\}$
7: $\{2, 4, 8, 10, 14, 16, 20\}$
8: $\{2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20\}$
9: $\{2, 3, 4, 6, 8, 9, 10, 12, 14, 15, 16, 18, 20\}$
解説
(1)
$k$ と $3$ が $1$ 以外の正の公約数を持つ場合とは、 $k$ が $3$ の倍数のときです。なので、 $a=3$ のとき、 $A=\{3,6,9,12,15,18\}$ となります。
$k$ と $4=2^2$ が $1$ 以外の正の公約数を持つ場合とは、 $k$ が $2$ の倍数のときです。なので、 $a=4$ のとき、 $B=\{2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20\}$ となります。
$A \cap B$ とは、 $A$ にも $B$ にも属している要素を集めたものです。なので、 $6$ の倍数の集合となります。つまり、 $\{6,12,18\}$ です。
$A \cap \overline{B}$ とは、 $A$ に属しているが $B$ には属していないものを集めたものです。 $B$ に属していないとは、奇数であるということなので、奇数で $3$ の倍数を集めた $\{3,9,15\}$ が答えとなります。
解答
ア:6 (2点)
イ:8 (2点)
ウエ:32 (2点)
解答編 つづき
問題
(2) $a, b$ が2以上9以下の自然数であることに注意して、$a, b$ について考えよう。
(i) $\overline{A}$ の要素に、2の倍数も3の倍数もないとき
\[a=\myBox{オ}\]である。
解説
(2)
(i)
$\overline{A}$ の要素に2の倍数も3の倍数もないということは、 $A$ には、2の倍数と3の倍数がすべて含まれていることになります。 $2$ との正の公約数が $1$ 以外にあり、 $3$ との正の公約数も $1$ 以外にあるのは、 $2$ 以上 $9$ 以下の中では、 $6$ しかありません。
解答
オ:6 (2点)
解答編 つづき
問題
(ii) $A \cap \overline{B}=\{5\}$ であるとき
\[a=\myBox{カ}, \quad b=\myBox{キ}\]である。
解説
(2)
(ii)
$A \cap \overline{B}=\{5\}$ なので、少なくとも $5$ は $A$ の要素です。 $5$ との正の公約数が $1$ 以外にあることから、 $a=5$ だとわかります。このとき、 $A=\{5,10,15,20\}$ となります。
このうち、 $\overline{B}$ にも属しているのは $5$ だけです。つまり、2の倍数と3の倍数を除いたものになっているので、(i)より、 $b=6$ だとわかります。
解答
カキ:56 (2点)





